もう一回目の夢
【*起業前ブログ*】
もう一度夢をみようと思えたのは、
目の前で笑う皆さんと出逢えたから。
社会に出てサラリーマンとして10年働き、
今年会社を辞めました。
これからは独立・起業の道にチャレンジしていきたいと思います。
社会に出る前に夢に挫折した私は、
そのせいか、早く〝何者か〟になりたくて、
その為には、『自分には価値がある』ことを証明しなければいけないと思って、
『成果』のみが評価軸となる職種を自分のフィールドに選びました。
1階が事務所、2階が社員寮という半会社住み込みの状態でほぼ毎日24時間働き続けたことも、
研修と称して連れてかれた社長のハワイ別荘で崖に落とされ半日ずっと草むしりしていたことも、
エアコンの壊れた真夏の社員寮で1時間おきに寝る位置をズラすことで熱帯夜をしのぎ続けるスキルを身につけたことも、
今思えば、どんな状況もプラスに捉える訓練を受けていたと考えれば、
素敵な思い出です。
目の前に起こる現実はコントロールできなくても、
現実に対する解釈はコントロールできる。
現実は、
迷路のように行き詰まり、
道を見失い
泣きそうになることが起こり、
悔しいことが重なり、
それでも立ち止まることが許されない状況なんて、
ZARA。
それでも走り続けたこの10年間は、
99%が失敗と挫折と葛藤で、
1%だけ、成功と成長と喜びに恵まれていたように感じます。
どんなに辛くても、最後の最後でお客様が『ありがとう』って笑ってくれると嬉しかった。
〝目の前の人が笑ってくれること〟は、私にとって全ての原点のように感じました。
会社を辞めてからは、仕事が理由で参加できなかったセミナーや、
会いたいと思う人の話を聴きにいきました。
久保 真人さん、長濱 えみなさん、イグゼロさん、中村 文昭さん、がんちゃん、JJさん、渡辺 一代さん、香葉 まゆさん、…と、とても全員は書ききれませんが、
とても自分のものさしでは、はかることのできない、
人として大きくて、
誰に対しても平等で、
何よりも優しい雰囲気やオーラを身に纏っている人達と出逢い、
その生き方・考え方、その背中に強く憧れを抱くようになりました。
この人達にお会いしていつも感じるのは、
『いったいどれだけ乗り越えてきたんだ…』
と思わされる、〝唯一〟の空気感と、笑顔をもっていること。
みんな自分の道をもっていて、
みんな自分の夢で勝負してる。
私もこの人達のようになりたい、と純粋に思いました。
私は昔、『柔道のオリンピックで金メダル』という夢を本気で目指し、
見事に挫折しました。
当時の私は、夢を叶える人と、そうでない人の差は、
『柔道の実力』の差
だと思っていました。
でも10年たった今、
本当の意味での『差』だったのは、
『自分を信じ続けられること』の差
だったのではないかと感じています。
社会に出てもそうでしたが、
『目指している人』がその舞台から退場していくタイミングは、
実力が無いからではなく、
『その舞台で輝く自分』を信じ切れなくなった人から退場していってるように感じました。
私も夢を諦める最後の決め手になったのは、
自分の『柔道の実力』に限界を感じたからではなく、
『オリンピックで金メダルを獲っている自分』を信じ切ることに限界を感じてしまったからだったと思います。
『自分を信じ続けられる人』は、それだけでスゴい人だ。
私が自分のものさしで測れなかった人達は、
みんな自分と、自分の未来を信じていて、
信じた未来を実現している人達でした。
私もその人達のようになりたいと思うなら、
今度は、
最後まで自分を信じ続けてあげなくちゃいけない。
たとえ成果や現実が自分を裏切り続けても、
私は私自身を最後まで信じ続ける。
その気持ちができてやっとの、スタートラインではないかと思っています。
振り返った時、
いつだって私が一歩踏み出せた原点、
また、一歩踏みとどまれた原点は、
目の前で笑ってくれる皆さんの笑顔でした。
〝あなた〟の笑顔に助けられたから、
今度は私が〝あなた〟を笑顔にできる人間になりたい。
写真と映像と手紙を通して、
その人の〝生きた証〟をのこしていくお仕事をしていきたいと思います。
〝見た人が笑顔になる〟
そんな写真を、
そんな映像を、
そんな手紙を、
つくり、贈ることのできる人になりたい。
これが私の〝もう一回目の夢〟です。
直感で走り出した分、
まだまだ資金も、その他の色んな準備も足りないものづくしのスタートでバタバタですが、
私がなんか騒いでたら、
『また森がなんかやってんなぁ』と、
笑って見守っていただけると嬉しく思います…💦
目の前にいる〝あなた〟と出逢えたことが私にとっての幸せだから、
〝あなた〟との出逢いに心から感謝したい。
出逢っていただきどうもありがとうございます。
今日も、明日も、明後日も、
〝あなた〟が幸せでありますように
森 太一
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